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 久しぶりに、日暮里へ行ってきました
 タチアナ・シェバノワさんのご子息、スタニスラフ・ジェビツキさんの演奏会が目的だったのですが、少し、早めに着いたので、谷中銀座のねり歩きを敢行です。リアルタイムで体験したことがないのですが、昭和のよき時代を思わせるような雰囲気が好きなんですよね。ちょうど縁日があって、たくさんの人で、にぎわっていました。わたあめを売っていたのですが、大人「100円」ですよ(ちなみに小人は50円)! 童心にかえって、つい買ってしまいました…
 それから、以前来たときに、お肉屋さんで食べたコロッケがおいしかったので、立ち寄ってみることに。衣がザクザクしていて、家ではなかなか作れないんですよね。なにより、できたてでホクホクしているのが、たまりません…! でも、行列ができていたので、わたあめを食べていたし、断念しちゃいました。
 最初は、横浜みなとみらいホールの公演を考えていたのですが、平日の13時開演で、仕事が休めないのでNG、東京オペラシティの公演はチケットが完売。やむなく、日暮里サニーホールに決めたのですが、思わぬ小旅行ができて、楽しかったです
 スタニスラフ・ジェビツキさんは、ポーランド人のピアニストのお父さんと、ショパン国際コンクールで第2位受賞のお母さんを持つというサラブレッド。オール・ショパンプログラム、楽しませてもらいました。印象に残ったのは、プログラム後半の、『エチュード』6曲と、アンコールの『レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ 嬰ハ短調』(映画『戦場のピアニスト』で使われていた曲です)と、『ワルツ ヘ長調 作品34-3 <華麗なる円舞曲>』でした。
 20歳になったばかりとのことで、3年後のショパン国際コンクールのときは23歳。両親からすれば、どちらにとっても、たいへん縁のあるコンクールなので、出場して優勝をしてほしいと思っていることでしょう。もし出場するのなら、2010年が待ち遠しいです。また、ジェビツキさんの演奏が聴けることを願って、終演後のサイン会のときに、頑張って、ポーランド語で「ありがとう」を行ってきました
  



 最近、寒くなってきたからか、寝坊することが多く、スッピン出社が続いています。それなのに、周りには、あまり気づかれていないようす…。それは、オンナとして、嬉しいことなのか悲しいことなのかと思うと、結構、フクザツです。女性は、服装や髪型やお化粧の仕方で、ガラリと印象が変わったりするというじゃありませんか…。ピアノでも、同じ曲であっても、まるで違う曲のように聴こえることがあるんです。
 本日は、浜離宮朝日ホールで行われた、アレクサンダー・コブリンさんの、ピアノ・リサイタルへ。今日に限って、仕事が立てこんだりして、開演に間に合うか心配でしたが、ギリギリ5分前に到着! 覚悟していたことですが、仕事が終わってから東京へ出かけるのは、ちょっぴり気合がいりますね。でも、先月から続いていたウィークデーの演奏会通いも、今回で一段落です。しばらくは、のんびりします
 前半は、モーツァルトとベートーヴェンのピアノ・ソナタを1曲ずつ、後半は、バラード2曲と即興曲4曲の、ショパン・プログラム。コブリンさんは、2000年のショパン国際コンクールで3位の実力の持ち主です。当然、後半のショパンが目的で行くことにしたのですが、まず、ベートーヴェンの『ピアノソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7』にヤラレてしまいました。
 メリハリが利いていて、聴き終った後は、印象的なフレーズが、断片的に、いくつも後に残るのです。それに、この曲が作られた頃の、作曲家を目指し始めたベートーヴェンの、瑞々しさを感じたような気がして、もう一度聴きたくなりました
 また、『幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66』 も印象的でした。冒頭の左手のアルペジオが、まるでメロディを弾いているかのようだったり、中間部の右手のトリルの入れ方も個性的なのに説得力があって、こんな『幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66』もアリなのだと思わされました。こんなに、ガラリと曲の印象が変わる演奏は、久しぶりです。
 演奏後、鳴り止まない拍手の中、間を置かず、何度もステージに現れて、何度もお辞儀をして、アンコールを4曲弾いてくれた、コブリンさん。サイン会のときに見せてくれた笑顔も素敵でした(ミーハーなので、しっかり参加)。
 また、来日したときには、コブリンさんならではの演奏を聴かせてくださいね




 『のだめカンタービレ』で、のだめに恋した黒木くんのオーボエの音がピンク色になっていましたが、そのとき弾いていたのは、モーツァルトの『オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314』でした。モーツァルトの曲には、ピンクとかイエローとか、パステルカラーが似合う気がします。またしても、80年代歌謡曲の登場ですが、まさに『ピンクのモーツァルト』なんです。
 本日は、ディーナ・ヨッフェさんのピアノ・リサイタルで、日本大学カザルスホールへ。ディーナさんのピアノは、モーツァルトの曲が似合う、明るくて軽やかな音が印象的です。
 プログラムの前半は、シューベルトの『ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 D.850』で、後半は、ショパンの、『幻想即興曲 嬰ハ短調』を含む『即興曲』3曲と、『幻想曲 ヘ短調 Op.49』。ショパキチ(=ショパンのキチ○イ)にとっては、ヨダレもののプログラムで、久々のショパンに、かなり鼻息が荒くなるワタシでありました。
 重めでドラマチックなショパンを好んで、よく聴いてきた私には、ディーナさんのキラキラした演奏は、とてもまぶしく感じました。聴き慣れた『幻想即興曲 嬰ハ短調』も、♪雪の降る街を〜…と歌いたくなるくらいにソックリなメロディから始まる『幻想曲 ヘ短調 Op.49』も、かなり印象が違って聴こえます。ピアノの奥深さを、本日も感じてしまいました
 モーツァルトをリスペクトしていて、自分のお葬式には、モーツァルトの『レクイエム』をかけてほしいという言葉を遺したショパン。今日のディーナさんの演奏を聴いていたら、どう思ったのでしょうか。

パープル・タウン




 ニューヨーク
 アメリカにかぶれて英文学を専攻していたワリには、まだ一度も行ったことがありません…
 そんななか、Bunkamuraオーチャード・ホールで、久しぶりに、塩谷哲さんのピアノを聴いてきました。「塩谷哲 スケッチ・オブ・ニューヨーク」とタイトルにあるように、テーマはニューヨーク。プログラムを見ると、スティングの『Englishman in New York』や、ガーシュインの『Someone to Watch Over Me』など、ニューヨーク(アメリカ)っぽい曲が並びます。
 それなのに、ゲスト出演者には、『世界の車窓から』のテーマ曲でおなじみのチェリストの溝口肇さん、ジブリアニメ『ゲド戦記』の主題歌&テルー役を担当した手嶌葵さん、津軽三味線奏者の上妻宏光さんの名前が…。曲目と多彩なゲスト出演者が、どう「ニューヨーク」とつながるのか、頭の中は「?」でいっぱいでした
 でも、プログラム最後の『Sketch of New York Suite』を聴いたとき、「?」は消えた気がしました
 ニューヨークを「人種のるつぼ」という言葉で表すことがありますが、さまざまなルーツ、能力、表現方法をもつ人たちが集まって、会話をするように音楽を生み出す…。それがニューヨークという場所で、今日のステージで、塩谷さんがやりたかったことなのだと感じました。さまざまなジャンルで活躍している出演者のラインナップも納得です。
 塩谷さん自身も、クラシックを学び、サルサ・バンドのピアニストとして活躍したり、ジャズのライブに出演したり、まさに「音楽のるつぼ」。それが、自作の『Sketch of New York Suite』や、ピアノ演奏に表れていたように思います
 前回、塩谷さんのピアノを聴いたのは、六本木のピット・インでした。端正で美しい顔立ちで、甘くて溶けそうなピアノを弾いていて、女性ファンが多いのも頷けるカンジだったのを覚えています。でも、今日の演奏は、塩谷さんが今まで聴いてきた音楽、好きな音楽、表現したい音楽、いろいろな音が詰まっていて、私は今日、コレを聴きたかったんだと確信しました。
 今夜も興奮して、すぐに眠れそうにありません…。秋の夜長、今日の演奏会の余韻に浸り続けることにします

3つの初体験

 ショパン浮気シリーズ、続行中です
 オール・サン=サーンス・プログラムの演奏会へ行ってきました。本日のテーマは「これまでにやっていないことをやってみる」です。
 3つの「これまでにやっていないこと」がありました。まず1つ目は、サン=サーンスの曲だけの演奏会に行くこと。2つ目は、パイプオルガンの生演奏を聴くことです。横浜みなとみらいホールへは何度も行ったことがあっても、機会に恵まれませんでした。平日の昼間などに、行ってみたい演奏会が行われていることが多いのですが、私の職場は有給休暇が取りづらいので、なかなか行けずにいました
 それから、『ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 Op.29』を生で聴くこと。現在、サン=サーンスのピアノ協奏曲は5曲残されていて、よく演奏されるのは、第2番か第5番なので、レア感もあって期待していました。でも、プログラム変更があって、今日は『ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22』を聴くことになったので、3つ目の「これまでにやっていないこと」は、幻になってしまいましたが
 夫が指揮、妻がピアノで共演された『ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22』も素晴らしかったのですが、『交響曲 第3番 ハ短調 <オルガン付>』は、予想以上でした。パイプオルガンの音色に、すっかりヤラレまくりです。音が、体の底から響いてくるようなカンジで、演奏終了後に、感動で、じんわり涙が出ました。サン=サーンスは、ピアニストでもありオルガニストでもあったので、オルガンの魅力がつまった名曲です。
 「これまでにやっていないこと」を経験するのは、どんなこともドキドキするものですね。今日で3連休が終わってしまって、ガッカリなのですが、おかげで、明日から、ガッツリ闘えそうです。頑張らねば。

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