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1+1=…?



 すみません。
 先に、謝ります。
 「デュオリサイタル」という公演名だったにもかかわらず、私にとっては、「石田泰尚・オン・ステージ」になってしまいました。
 ベートーヴェンの『ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 <春> Op.24』で、石田さんがステージに現れてから、ずっと、石田さんに釘付けでした。
 相変わらず美しい音色で、全然、目がはなせないんです…。プログラム最初の『楽興の時』も、ピアノ独奏とは、思いもよらず、ヴァイオリンとピアノの演奏用に編曲されたものを弾くのかなと、ぼんやり思っていた始末
 主役は二人とも、もしくは、どちらかといえば、今川さんの方なのに、私ったら…
 石田さんのベートーヴェン、やっぱり、素晴らしいです。
 この<春>というタイトルは、ベートーヴェン本人がつけたものではありませんが、この時期になると聴きたくなってしまうし、石田さんのヴァイオリンは、これから、いろいろなものが動き出そうとするようなエネルギーを感じたり、あちこちで花が咲いて、キレイだなと心を動かされたり…という、春を思わせるような、演奏でした
 ピアノの今川さんは、シューベルトのピアノソナタ全曲演奏会や、シューベルトの講演会を行ったりされている方。後半の、石田さんとの、『幻想曲 D934 Op.159 遺作』は、圧巻でした。今川さんは、シューベルトの曲の魅力を引き出す方法を、熟知しているのでしょう。この曲での、ピアノとヴァイオリンの絡みが絶妙で、よかったです。冒頭のヴァイオリンの部分がすごくカッコよくて、曲の終わりにも、もう一度、現れるところも、たまりませんでした。私は、初めて聴いたのですが、また、聴きたくなってしまいました。
 今日は、終演後に、サイン会がなかったので、アンコールでの挨拶と曲紹介のときに、生声が聞けて、すごく嬉しかったです。アンコールは、石田さんいわく、「あまり有名ではない」クライスラーの曲、2曲。1曲目のときは、ふぅ〜ん、そうなんだ。。。と思いましたが、2曲目の紹介でも、くり返されると、「またなのかいっ!」…とツッコミを入れたくなりました。こういう、石田さんのMCも、たまらなく好きだったりします。
 
 *プログラム*
 シューベルト:楽興の時 D780 Op.94 第1番・第3番・第4番・第5番
 ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 <春> Op.24
 クライスラー:悲しきロスマリン
 クライスラー:愛の悲しみ
 クライスラー:愛の喜び
 シューベルト:幻想曲 D934 Op.159 遺作

*アンコール*
 クライスラー:道化役者
 クライスラー:羊飼いのマドリガル

連休のはじめに

 いよいよ、ゴールデン・ウィークがスタートしました。
 私のゴールデン・ウィークは、音楽三昧の日と、テニス三昧の日を交互に繰り返し、最後は、映画を観て、シメるという予定になっております
 初日は、音楽三昧の日で、新百合ヶ丘の昭和音楽大学のホールにて、トリオ・リベルタのライブからスタートです。
 昭和音楽大は、ピアノの中岡太志さんと、サックスの松原孝政さんの母校。…といっても、2人が通っていた頃は、移転前の本厚木にキャンパスがあったそうで、ホールのある校舎は、まだできたばかりの、キレイな建物でした。
 前半はジャズ中心、後半はタンゴ中心のプログラム…と、今日も、もりだくさんの内容で、とても楽しみにしていました。
 クラシックを学んだ3人が奏でる、クラシック外の音楽、いつものことながら、ホントに、魅力たっぷりなんですよね
 前半は、チック・コリアの曲、2曲が、特によかったです。
 自然に体が揺れてしまいます。『スペイン』は、ホント、名曲ですね。はぁ〜、楽しかった
 後半は、タンゴづくし。トリオ・リベルタの真骨頂をたっぷりと、味あわせていただきました。
 個人的には、情熱的で迫力のあったエル・チョクロ(演奏がなかった松原さん、ごめんなさい…)と、ピアソラの天使の組曲がよかったです。演奏前に、ピアソラの曲は、ストーリー性があるという、中岡さんのMCが、印象に残りました。
 そして、アンコールのルパン3世、カッコよかったですよ〜。この曲、アレンジによって、こんなに、カッコよくなるんですね。また聴きたいです。

 *プログラム*
 R.ロジャース:愛しのバレンタイン
 R.ロジャース:私のお気に入り
 G.ガーシュイン:サマータイム
 G.ガーシュイン:誰かが私を見つめてる
 G.ガーシュイン:アイ ガット リズム
 C.コリア:アルマンドのルンバ
 C.コリア:スペイン
 M.ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
 C.ガルデル:首の差で
 A.ビジョルド:エル・チョクロ
 A.ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
 A.ピアソラ:天使へのイントロダクション
 A.ピアソラ:天使の死
 A.ピアソラ:天使のミロンガ
 A.ピアソラ:天使の復活
 A.ピアソラ:リベルタンゴ 

 *アンコール*
 ピアソラ:悪魔のロマンス
 ピアソラ:鮫
 ジャン・クロード・プティ:ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー
 ルパン3世のテーマ


 本日は、念願のトリオ・リベルタのライブに行ってきました。
 しょっちゅう、追っかけをしているので、何が念願なのか、「?」な方もいらっしゃいますよね、きっと。
 実は、今日のライブは、「ピアソラ・ストーリー」と題して、ピアソラの生涯をたどりながら、ピアソラの曲を演奏をしていく…という、ちょっと変わった趣向のもので、去年、たいへん好評だったそうなんです。でも、去年は、まだ、トリオ・リベルタの存在を知らなかったので、このライブのことも知りませんでした
 昨年末の、カウントダウンライブで、このことを、初めて知り、がっかりしたのもつかのま、4月に再演が決まったことも同時に知って、狂喜乱舞したものです。それからは、もう、早く、そのライブが見たくて、見たくて…! そして、その再演が、今日のライブだったのでした。
 この日のチケットの発売は、休日ではあったのですが、朝10時から先行販売開始で、ホールの窓口に行かないと行けないとゆー、低血圧の私にとって、かなりの試練的システムでした。頑張って、なんとか、窓口にたどり着いたのは、10時ちょっと前。それでも、長い列ができていてい、ようやく、最前列の席を取るのが精一杯でした。 
 最前列の席、ビミョーでした。ステージ中央に、スクリーンが置かれていて、そこに、ピアソラや、ストーリーに沿ったスライドが写るのですが、ピアノで、下半分は、ほとんど見えずじまい。でも、石田さんは、バッチリ見えたので、ヨシとします。
 それに、終演してからの、カーテンコールで、トリオ・リベリタの3人が、ステージの際まで寄ってきてくれたので、石田さんが、思いきり、目の前に…! も、もう、これだけで、満足です。スクリーンが見えなかったぶんは、想像力で、強引にカバーさせていただきましたよっ
 トリオ・リベルタといえば、ピアソラなのですが、今回は、今まで見たことのない、一面も見せてもらいました。
 なんと、ピアノの中岡太志さんが、弾き語りをしたんです!
 しかも、ものすごく、いい声!
 後で、中岡さんのブログを覗いて見たら、高校、音大と、声楽をやっていらしたそうです! 
 それに、劇団ひまわりでも、歌唱指導をしていたこともあるそうで…。ピアノもお上手なんですが、素敵な美声に、ホレボレしてしまいました
 中岡さんのブログ、もし、よろしかったら、チェックしてみてください。
 
 <中岡太志さんブログ>
 http://blog.livedoor.jp/pianist2104/

 次回のトリオ・リベルタのライブは、5月2日、新百合ヶ丘にて。
 今年は、ライブの回数が多くて、ファンとしては、とても嬉しいです。 

 *プログラム*
 ピアソラ:天使のイントロダクション
 ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
 ピアソラ:バンドネオン
 ピアソラ:悪魔のロマンス
 ピアソラ:シシリアーナ
 ピアソラ:勝利
 ピアソラ:アディオス・ノニーノ
 ピアソラ:私自身の肖像
 ピアソラ:チキリン・デ・パチン
 ピアソラ:ビオレンタンゴ
 ピアソラ:悲哀、別離
 ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
 ピアソラ:タンガータ
 ピアソラ:わが死へのバラード(私はブエノスアイレスで死のう)
 ピアソラ:リベルタンゴ

 

横須賀ストーリー

090315_1506~01

 前日とは一転、いいお天気の中、横須賀へ向かいました
 ひさびさに京急に乗ったのですが、横須賀中央駅の発車ベルは、山口百恵さんの『横須賀ストーリー』なんですね。ちなみに、横浜駅は、『ブルーライト横浜』でした。この、昭和のニオイが、なんか、いいです
 本日は、うみかぜ公園の近くの、横須賀三浦教育会館で行われた、石田泰尚さんのコンサートに行ってきました。
 全席自由席だったので、早めに着くつもりが、思ったより駅から歩いたので、開場時間の10分前に到着。入り口を開けたら、ヒトで溢れておりました。今日も、チケット完売だったとのこと。もうしばらくしたら、こういうホールで、間近に、石田さんを見ることはできなくなってしまうかもしれないのかなと、少し、不安になってしまいました。
 前半はクラシック中心、後半はクラシック以外の曲で、プログラムを組んでいたとのことですが、前回のソロ・リサイタルなみの曲数の、アンコールを含めて、全20曲。ハードです
 当初、主催者側とは、石田さんのMCはナシということで、話をしていたらしいです。最初に、挨拶をしてからは、トリオ・リベルタでの良きパートナーの中岡太志さんが、ずっと、MCを務めていました。
 でも、ちょっとでも声が聞きたいとお願いしたとのことで、最後に、挨拶してくれました。
 年間、いろいろな演奏会に出演していていて、会場とひとつになったという感じになるときは、あまり多くないけれど、今日は、ひとつになったという感じがしました…とのコメント。その場にいたヒトの中で、この言葉で、ものすごくハッピーな気持ちになったのは、私だけではないはず。我ながら、単純だなと思いつつ、ヤラれてしまいました。石田さん、罪なヒトです。
 今日、特に、印象に残ったのは、『ツィゴイネルワイゼン』や、『チャルダーシュ』の、超絶技巧バリバリの曲。そして、『シンドラーのリストのテーマ』でしょうか。
 この、『シンドラーのリストのテーマ』は、作曲者のJ.ウィリアムスさんが、イツァーク・パールマンさんのために書いた曲なんですね。つねづね、もっと、石田さんや、トリオ・リベルタのレパートリーに、映画音楽を増やしてほしいなと思っていたのですが、また、ひとつ、お気に入りリストに加わりました
 次回は、どんな曲が、リストに加わってくれるのか、楽しみです。

 *プログラム*
 バッハ:G線上のアリア
 クライスラー:美しきロスマリン
 クライスラー:シンコペーション
 クライスラー:愛の悲しみ
 クライスラー:愛の喜び
 ウィリアムス:シンドラーのリストより「テーマ」
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 マスネ:タイス:瞑想曲
 モンティ:チャルダーシュ
 渡辺雄一:懐かしい浜辺
 渡辺雄一:情熱のヴァイオリン
 ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
 ガーデ:ジェラシー
 ピアソラ:オブリビオン(忘却)
 ピアソラ:エスクアロ(鮫)
 ピアソラ:バルシシモ
 ピアソラ:ル・グラン・タンゴ

 *アンコール*
 プッチーニ:オペラ・トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」
 ジャン・クロード・プティ:ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー
 他1曲

珠玉のブラームス

珠玉の名旋律1

 久しぶりの、ぽかぽか陽気の、あたたかい一日でしたね
 本日は、私にとって、最高の出演者による、プログラムです。
 チケット発売日に買いに行けず、3日後に行ったら、いい席は、ほとんど埋まっていました。
 結果、チケットは、完売だったそうです
 行ってみると、実際に、素晴らしい演奏会でした。
 前半に、私にとってのハイライト、ヴァイオリンのソロを石田泰尚さん、チェロのソロを山本裕康さんが担当する、ブラームスの『ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.162』。ピアノ曲ですら、よく知らない私なので、オーケストラや他の楽器の曲は、知らない曲ばかり。いつも、石田さんや山本さんの演奏を聴いて、こんないい曲を知らなかったんだなと思うのですが、今回も、また、右に同じでした
 ブラームスの曲って、とても「美しい」という言葉が似合うと思います。
 特に、この、『ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.162』は、ヴァイオリンとチェロのソロ・パートが素晴らしく、ヴァイオリンとチェロの響きにピッタリなんです。この旋律を、石田さんと山本さんの演奏で聴けて、本当に、ラッキーでした。特に、第2楽章は、あまりに美しすぎて、感動して、涙がでました
 こんなに身近で、こんなに、自分が好きだって思える音楽が聴けて、シアワセ者だと思っていましたが、今日ほど、それを感じたことはありません。
 鳴りやまない拍手のなか、アンコールに選ばれたのは、カザルス作曲の『鳥の歌』。石田さんと、他2名のヴァイオリン奏者の方と、チェロの三宅進さん、山本さんの共演でした。終わったあと、隣の席の人と、ほぼ同時に、深いため息が出ていました。見ず知らずの人でしたが、その気持ち、よく分かります
 後半のプログラムは、同じく、ブラームスの『交響曲 第1番 ハ短調 Op.68』。こちらは、私がいつも聴いている演奏よりも、こころもち、テンポが遅めなカンジで、少し、重みが増したように思いました。それは、苦しくなるような重さではなく、一歩、一歩、踏みしめているような重さで、聴き終わった後も、余韻が残る、いい演奏でした。そして、第2楽章の、石田さんのソロ、今でも、耳の中で鳴っています。
 文字どおり、珠玉の名旋律を、ぞんぶんに味わえた、一日でした…。
 
 
 *プログラム*
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.162
 ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 Op.68

 *アンコール*
 カザルス:鳥の歌


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