Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

古きよきモノ

野ばら野ばら
(2002/08/25)
ミハエル・アンデ、パウル・ヘルビガー 他

商品詳細を見る


 今年も、ウィーン少年合唱団が、日本にやってきていますね
 かつて、日本公演は、2〜3年おきだったのですが、人気が高まっているからか、ここ最近は、ほぼ毎年、来日しているようです。でも、以前、仕事で関わって、その魅力に触れたとき、ファンの方の気持ちが分かる気がしました。カストラートとはまた違う、ロー・ティーンならではのソプラノの音の響きは、やっぱり、いいものです
 GW中に開催されていた、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」では、有料公演のチケットか、チケットの半券を持っていると、いくつかの無料のイベントが楽しめます。そのなかで、今年のテーマ、「シューベルトとウィーン」にちなんだ映画が観られるというので、ウィーン少年合唱団が舞台となった、『野ばら』を観てきました。ウィーンといえば、ウィーン少年合唱団。それに、かつて、少年時代のシューベルトが在籍していたということもあって、テーマにピッタリの作品だったように思います
 『野ばら』は、ハンガリーの動乱で、みなしごになってしまった少年が、とある老人にひきとられ、ウィーン少年合唱団の一員となるまでを描いた映画です。タイトルになった『野ばら』(使われてたのは、シューベルト作曲の方ではありませんが)は、少年が、合唱団に入団するきっかけになる曲として、使われていました。
 なかでも、実の孫(息子?)のように、主人公のトーニ少年をを可愛がる老人が印象的でした。血のつながりはなくても、無償の愛情を注いでくれる人がいるって、いいなと思うと、こみ上げてくるものが…。ワタシ、人の温かさを感じる映画って、ヨワイんです。また、トーニを母のような愛情で包み込む、合唱団の先生、マリアの優しさも沁みました。
 笑点の林家木久扇さんのオチのように、先が読めるストーリーの展開は、シンプルでしたが、それがまた、この映画の魅力のひとつだったような気がします。それに、なかなか古い時代の映画を観ることがなくなっていたので、かえって新鮮に感じました。名作です
月光の夏 (講談社文庫) 月光の夏 (講談社文庫)
毛利 恒之 (1995/06)
講談社
この商品の詳細を見る


 先日、広島で被爆したピアノの演奏会が開かれたというニュースを耳にしました。ドラマや映画で効果的に使われているせいでしょうか、私は、そのピアノで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタが聴きたいと思ってしまいました。 
 1年前の、NHKの朝ドラの『純情きらり』で、ヒロインの相手役の達彦が弾いた、『ピアノ・ソナタ 第23番 Op.57<熱情>』は印象的でした。家業を継がずに、ピアニストになろうとする達彦に大反対する母親が、達彦の演奏を聴いて、音楽を続けてもいいと思うようになるというシーンは、名場面ではないでしょうか
 また、ずいぶん前に観たのですが、『月光の夏』という映画があります。鳥栖の、とある小学校に、出撃を前にした特攻隊の2人の兵士が、ピアノを弾きにきました。兵士たちは音大生で、そのうちのひとりが弾いていたのが、『ピアノ・ソナタ 第14番 Op.27-2 <月光>』でした。二ヶ月後、戦争が終わり、そのピアノは保存されることになります。この2人の兵士の話には、まだ続きがあるのですが、興味のある方は、ぜひ映画か本を見ることをオススメします
 戦争という非常事態の中で、ピアノを志半ばであきらめなければいけなかった方は、本当にたくさんいたことでしょう。終戦記念日がくるたびに、ベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴いてしまいます。ちなみに、今日のBGMは、『ピアノソナタ 第21番 Op.53 <ワルトシュタイン>』でした

Powered by FC2 Blog