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今夜はロシア

 ある曲が、世に出て、数百年のときを超えて、今もなお、人々に聴き続けられることは、ものすごい奇跡なんだな…と、しみじみ思うことがあります
 もっとも、その気持ちを感じるのは、ショパンの『幻想即興曲』です。ショパンの生前、自分の作品として、世に出ることがなかった、この曲。ショパンは、遺言で、自分が、自分の曲として発表しなかったものは、燃やしてほしいと言っていたほどなので、もしかしたら、私たちが知ることのなかった曲になっていたかもしれません。
 今夜は、東京オペラシティで行われた、オール・チャイコフスキー・プログラムの、ガラ・コンサートに行ってきました。前半のプログラム、『ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23』も、はじめ、ピアニストの、ニコライ・ルビンシテインにみせたところ、酷評されてしまいます。しかし、のちに、指揮者のハンス・フォン・ビューローが、演奏会で成功させ、この曲は、世界じゅうの人に愛されるようになっていくのです。もし、演奏会の成功がなかったら、きっと、今、私たちが聴くことはできなかったかもしれません。
 そんなことを考えながら、デニス・マツーエフさんのピアノを聴いていました。
 バルコニー席から、デニス・マツーエフさんの手元がよく見えたので、超絶技巧をたっぷり満喫です。熊のような大きな手で、ガシガシと弾いていく…というのは、ロシア出身のピアニストに多いように思いますが、この『ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23』とか、ラフマニノフを聴くときは、見ごたえじゅうぶんですね。
 ただ、私は、高所恐怖症ではないのですが、東京オペラシティのバルコニー席は、結構、コワイです。ステージを見るのに、ちょっと、覗きこまないといけなかったので、少し身を乗り出すと、よけいに、感じます。角度が、気持ち、急斜なのでしょうか。同じような感覚を、横浜スタジアムでも、よく経験します。場所によって、急斜のところがあるんですよね。大丈夫だと分かっていても、下に落っこちてしまうのではないかと思ってしまいます
 後半のお目当ては、庄司沙矢香さんのヴァイオリン。本当は、『ヴァイオリン協奏曲 二長調 Op.35』が聴きたくて、別の日の公演に行こうかと考えたりもしましたが、ピアノ&ヴァイオリンを一緒に聴きたかったので、今回は見送って、本日の公演に行くことにしたのです。思えば、この、『ヴァイオリン協奏曲 二長調 Op.35』も、はじめに楽譜を見せた人に、「演奏不能」と言われ初演を拒否されているので、ヘタをすれば、世に出なかったかもしれない、いわくつきの曲だったりしますが…
 ロシアもののオケは、弦楽器が多いと聞いたことがありますが、今夜の、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団も、ステージからはみ出んばかりの、大編成でした。プログラム最後の、『序曲 1812年』(缶コーヒーのジョー○アのCMに使われている、アレです)は、ヴァイオリンが第一、第二、それぞれで、10人、ビオラが13人もいました! チェロとコントラバスは、ちょうど死角で見えなかったのですが、チェロは、見えたところでも、10人はいたようです。つい、数えてしまいました
 寒くなってきたとはいえ、ロシアは、もっと寒いのでしょうね。今日は、聴きたい曲をすべて聴いて、日本にいながら、ロシアの空気を少し味わってこられたように思います。やっぱり、チャイコは、よかです

太陽と大洋




 葉山へカレーを食べに行ってきました
 あっぷーがるという、インドカレーのお店です。どのメニューもおいしいのですが、私は特に、マトンカレーが好きで、よく注文しています。
 
 <あっぷーがるHP>
 http://appughar.co.jp/

 海が見えるテラスがあって、そこでも食べられるのですが、今日は、天気がよくて気持ちがよかったからか、残念ながら満席だったため、屋内の席へ…。でも、帰りに、車窓の外を見ると、夕焼けが、今まさに水平線に沈みかけようとしていて、しばらくじっと見ていました。おかげで、お腹だけでなく、ココロも大満足でした。よかです、湘南。 
 そんな夕焼けを見ていたら、ショパンの『エチュード Op.25-12 <大洋>』が、頭の中を流れてきました。大洋の大波がうねるように、右手と左手の旋律が、ピアノの鍵盤を上下へ行き来する曲なのですが、私には、大きな夕陽が、海の中に沈みかけていくシーンも浮かんできます
 この曲の<大洋>というタイトルは、ショパンがつけたものではなく、後世でつけられたものです。ショパンの時代には、曲にタイトルをつけるという考えがなかったといわれています。それに、ショパンは、曲にタイトルをつけるのを好まなかったそうなので、タイトルが、ある程度、曲のイメージを限定してしまうのは、曲を産み出した人にとっては、望まないことなのかもしれません。
 ほんの少し、<大洋>の言葉に引っ張られている気も否めないのですが、私のこの曲の印象は、お気に召してもらえるでしょうか、ショパンさん。


 本日は、私の誕生日です
 友人や、マイミクさんから、お祝いの言葉をいただいて、本当に嬉しかったです。どうもありがとうございました。家族からも、お気に入りのお店のケーキを買ってもらったりして、ふり返ってみると、今日は、いい1日でした
 かつて、自分の誕生日を覚えてもらうのに、語呂を作ろうとしたことがありました。せっかくなので、音楽にちなんだものをと考えたのが、「ドレミの日」。「10」月「3」日の、「0」と「3」はともかく、「1」を「ド」と読ませるのが分からないと言われたことがあるのですが、小さい頃にピアノを習っていた人なら、なんとなく、分かってもらえるかなと思うのですが、いかがでしょうか…?
 「103」という数字にちなんで、誕生日に聴きたいショパンの曲があります。それは、作品10-3の『エチュード <別れの曲>』です。「別れの曲」というタイトルは、ショパンが付けたものではありません。映画の邦題になってから一般的になったという説があります。  その映画は、小さい頃に一度、NHKで放送されたことがあって、いつも8時に寝かされていた私は、睡魔と闘いながら観ていました。シューマンがショパンの演奏を聴いて「諸君、手を取りたまえ、天才だ」と言ったシーンがあったのは記憶しているのですが、残念ながら、詳しい内容をあまり覚えていません。もう一度観たいと思っていますが、現在はビデオもDVDも販売されていないとのこと。残念です
 今朝、偶然、NHK・FMで『エチュード <別れの曲>』がかかっていて、なんだか得した気分になりました。やっぱり、今日のような節目の日には、ショパンが聴きたくなります。ショパンの曲とは、これからも末永く付き合っていきたいです。 
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 ベートーヴェンの『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61』を聴き始めたのは、知り合いの音大生の男の子がきっかけでした。
 大学の卒業試験でこの曲を弾くという彼に、
「ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の、何番なの?」
 という質問をしてしまったんです。ベートーヴェンはヴァイオリン協奏曲を1曲しか残していないので、思いきり愚問だったのでした(いつか、未発表のヴァイオリン協奏曲が新しく発見されたら、1曲ではなくなりますが…)。
 それから気になって、何度も何度も聴きたくなって、何度も何度も聴いているうちに、すっかりお気に入りの一曲に昇格しました。ベートーヴェンの曲は、温かみを感じるので好きなのですが、この曲も充分に堪能できます。最近では、庄司紗矢香さんの演奏が印象的でした
 今日は、この曲の『ピアノ協奏曲』ヴァージョンを聴きました。ヴェートーヴェン本人が、クレメンティ(この人の作った曲は、よくピアノの発表会で演奏されることが多いです)から依頼されて、編曲しています。ヴァイオリンとピアノでは音域や奏法が違うので、どれだけ変わるのか…と思っていましたが、曲の雰囲気は結構そのままでした…。オーケストラの部分が、ヴァイオリンと同じだからなのでしょうか。
 でも、ピアノならではのパッセージがあったり、ヴァイオリン・ヴァージョンにはなかった、ベートーヴェン自身によるカデンツァ(曲の終わり直前の独奏楽器のみの演奏部分)があったりして、聴いていて楽しかったです。
 今週は、特にいろいろあって、心がぐったりです。でも最後に、ほんわかした気分になったので、おかげで3連休は楽しく過ごせそう…。
 ビバ、クラシック

疲れた体に

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 休み明け、今日も残業です…
 先週からずっと状況がよくならず、少しイライラしています。気持ちがザワザワするときは、クラシックに頼りたくなっちゃうんですよね
 久しぶりに、マーラーの『交響曲第5番 嬰ハ短調』をチョイス。まず第1楽章で、心を奮い立たせます。弱った体へビタミン剤を注入です。こういう雄々しさが、たまりません。
 この曲というと、私は、数年前のドラマの『それが答えだ!』(『白い影』でも使われていましたね)を、思い出します。ドラマ全体で、この曲のさまざまな部分が使われていて、遅ればせながら、私はそのときに興味を持って、この曲を聴き始めました。特に第4楽章が印象的に使われていましたね。
 有名指揮者の、三上博史さん扮する成瀬望がワケあって、とある田舎にやってきます。ひょんなことから中学のオーケストラ部を指揮することに…。そこで、生徒たちや、そこに住む人々と音楽を通して、ふれ合うという内容でした。主人公が、学校にあった壊れたピアノを一から作り直し、調律もして、弾けるようにしたというシーンをすごく覚えています(ドラマっぽくもあるシーンですが)
 後で知りましたが、このとき、金聖響さんが音楽監修をやっていたのですね。残念ながら、あまり視聴率は高くなかったように記憶していますが(ビデオやDVDが出てないのは、そのせいでしょうか…?)、私は好きでした。もう一度、観たいです
 

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