
とかく、クラシックでは、「3大〜」とか、「4大〜」とか、つけられたりするのですが、「3大音楽コンクール」といえば、ショパン国際コンクールと、ロン・ティボー国際音楽コンクールと、チャイコフスキー国際コンクールです。
こういったコンクールの本選では、審査楽器がソロの協奏曲で競われることが多いのですが、まず、ピアノ協奏曲には、「3大〜」や「4大〜」というものは、存在しないみたいですね。名曲が多すぎて、3〜4曲じゃ絞れないのだと思います

。それは、ヴァイオリン協奏曲にもいえるようで、「3大ヴァイオリン協奏曲」という言葉はあるものの、選曲は、まちまちのようです

。個人的には、「5大ヴァイオリン協奏曲(メンデルスゾーン、ベートーヴェン、シベリウス、ブラームス、チャイコフスキーの5曲)」かなと思っています。この中から1曲でも落とすなんて、そんなこと、私には、できません

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それでも、無理ヤリ、3大ピアノ協奏曲と、3大ヴァイオリン協奏曲を作るとしたら、間違いなく、どちらにもリストアップされるのが、チャイコフスキーの曲です。本日は、このチャイコフスキーの名曲、
『ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23』と、
『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35』を、去年のチャイコフスキー国際コンクール入賞者の演奏で、楽しんできました

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今回のコンクールのヴァイオリン部門で優勝したのは、神尾真由子さん。ピアノ部門は、1位該当者なしだったので、2位受賞の、ロシアのミロスラフ・クルティシェフさんが出演していました。通常は、曲の途中で拍手が起こることは、あまりないのですが、2曲とも、第1楽章が終わると、割れんばかりの拍手の嵐

。気づいたら、私も、拍手をしていました

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コンクール入賞者の演奏は、瑞々しくて、熱のこもったものが多くて好きです。どの楽器にもいえるのかもしれませんが、技巧的なことで、ある程度のレベルまで達したら、その先は、どれだけプラス・アルファのものを入れていけるかになってくるのではないでしょうか。コンクール入賞者の強みは、音楽や曲に対する、新鮮でまっすぐな気持ちを、どれだけこめられるかというところなのかなと思います。
何度も、同じ曲を演奏していると、常に、新しい気持ちで、音に接するのが難しくなってきたりするものです。それはそれで、円熟味のある、いい演奏になるのですが、そのときでないと奏でられない音があって、それを聴き逃さないために、私は、コンクール入賞者のガラ・コンサートのチェックをしているのかもしれません。そういう意味で、今日の演奏会は、かなり収穫がありました

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コンクールは、名演奏家になるための、ファースト・ステップ。今日の出演者の皆さんが、これから、どんな演奏を聴かせてくれるアーティストになっていくのか、本当に楽しみです

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