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 GWが近づくと、やってくるアレ
 クラシックが好きなヒトなら、もう、チェック済みですよね。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。
 東京国際フォーラムをはじめとした丸の内周辺で、毎年、GWに行われるクラシックのお祭りのようなものです。チケットが1500〜3000円くらいと、お手ごろで、普通の演奏会より短めの時間なので、ふだん、クラシックに、あまりなじみがないヒトでも、気軽に楽しめます。それに、無料の演奏会や、音楽に関係のある映画が観られたり、講演会があったり、屋台が出たり、1日、音楽にどっぷり浸れる、楽しい空間です。
 今日は、今年で、5回目を迎えるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの、前夜祭スペシャルコンサートに行ってきました。
 公演名どおり、ホントに、スペシャルなコンサートでびっくりしましたよ。 
 しかも、チケットは1500円。おトクすぎます
 前半のプログラムは、第1回から第4回までに、スポットを当てた作曲家たちの、代表曲のダイジェストともいえるラインナップ。それを、小泉和裕さん指揮×都響という、豪華きわまりない組み合わせで、ジューク・ボックスの曲を聴くように、つぎつぎと楽しむことができます。
 記念すべき第1回目のテーマはベートーヴェンだったので、『交響曲 第5番 <運命>』から第1楽章を。第2回目はモーツァルト、第3回目は、ドヴォルザークをはじめとする国民学派と呼ばれるヒトたちの音楽、そして、去年の第4回目はシューベルトから、代表曲のオンパレード。ゼイタクなひとときでした〜
 後半は、今年のテーマ、バッハにちなんだ曲から、3曲です。バッハは、楽譜をたくさん収集していて、ただ集めていただけでなく、その楽譜を研究し、自分の作曲の血肉にしていたそうです。その楽譜の中には、テレマンや、ヴィヴァルディの楽譜もあったということから、ヴィヴァルディの、『四季』より、「春」と「夏」を。
 演奏は、かなり、聞き慣れなくて、ちょっと、初めは驚きました。
 とにかく、「春」も「夏」も、第1楽章のテンポが速いんです。「春」の鳥がさえずっているところとか、じっくり味わうのが好きなんですが、アッという間に終わってしまいました。…かと思うと、第2楽章は、とってもゆっくり。そして、独特なアクセントがついていたりして、「夏」では、途中で、違う曲にも聴こえてしまうくらいでした。でも、不思議なことに、説得力があって、曲を最後まで聴くと、こういう演奏もアリなんだなと納得している自分がいました。興味深かったです。
 そして、3曲目は、いよいよ、バッハの曲。バッハの曲って、バッハの死後、評価されたものが多いんですよね。当時は、テレマンとかの方が有名だったとか。でも、『ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042』は、バッハの生前から、人気のあった曲だそうで、演奏会の最後を飾りました
 ヴァイオリンのパヴェル・シュポルツルさんが弾くのは、青いヴァイオリン。袖から出てきたときは、一瞬、目を疑いました。でも、私の周りの席のヒトも、自然と体を動かしていて、 曲の世界に、ぐいぐいと引き込まれるような、いい演奏でした。曲も、イイ曲ですよね。当時から、人気があったのも、うなずけます。
 今年、私は、2日目の、5月4日から参戦します。小曽根真さんや児玉姉妹たちのピアノ協奏曲が、すごく楽しみです。そして、バッハにちなんだ映画を観るのも、すごく楽しみにしています。
 ラフォル・ジュルネ・オ・ジャポンのご報告は、追っていたしますので、どうぞ、お付き合いくださいね。

 *プログラム*
 ベートーヴェン:交響曲 第5番 <運命> 第1楽章
 モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 第1楽章 (vl.矢部達哉、va.鈴木学)
 ドヴォルザーク:交響曲 第9番 <新世界より> 第4楽章
 シューベルト:交響曲 第7番 <未完成> 第2楽章
 ヴィヴァルディ:四季 Op.8より 「春」、「夏」
 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042

あと7年

 2016年、東京にオリンピックが来るかもしれないんですよね
 昭和39年の東京オリンピック開催の翌年、東京都交響楽団は、誕生しました
 都響というと、主に、東京文化会館か、サントリーホール、芸劇と、家や職場からだと、ちょっとビミョーな距離の会場での演奏会が多いので、なかなか足を運べずにいました。それが、なんと、今日は、横浜みなとみらいホールでの開催とのこと。しかも、ベートーヴェンの『ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 <皇帝>』のソリストが、ゲルハルト・オピッツさんだったので、迷わず、チケットを入手しました
 …という経緯で、行くことになったのですが、この演奏会、「東京文化発信プロジェクト」という、東京オリンピック招致関連の一事業のひとつだそうです。それで、プログラムも、超有名曲で揃えてきたのかなと思いました。一流の音楽家の集まり、都響の演奏で聴く、おなじみの名曲たち。東京都の文化の素晴らしさをアピールするのに、役者が揃いすぎるくらい、揃ってます
 モーツァルトから始まって、ベートーヴェン、だんだん楽器の編成が大きくなっていって、チャイコフスキーの交響曲で、華々しく終わりを告げるまで、アッという間の2時間でした。それなのに、満足感たっぷり。贅沢な一夜でした
 本日のおめあて、ゲルハルト・オピッツさんの、ベートーヴェンも、よかったです。
 安定感があって、重厚感があって、まるで、何百年も、風雪にあたりながらも、ほとんど姿を変えない、どっしりとした歴史のある建物のような、ピアノでした。それでいて、音が際立っているんですよね。きれいな音色で、第2楽章は、うっとりしてしまいました
 そして、チャイコフスキーの『交響曲第5番 ホ短調 Op.64』。オーケストラの醍醐味を味わうのに、最適な曲でした。各パートがそれぞれの役目をきっちり果たして、ひとつの大きな曲ができていく…生の演奏は、いいものです
 東京オリンピックが実現したら、また、今夜のような演奏会が開かれるのでしょうか。
 それであれば、喜んで、私は、オリンピック開催に一票、入れます
 
 
 *プログラム*
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 <皇帝>
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64


 連休の初日、チケットが取れたので、神奈川県民ホールへ行ってきました。
 このコンサートは、3歳から入場できるとあって、親子で観に来ている人たちを、たくさん見かけました。曲目も、とても、よく耳にする曲が多かったので、小さいお子さんでも、楽しめたかもしれません。
 チケットも1枚1500円とお手頃価格で、休憩時間には、お茶やジュースなどのドリンクが無料で配られたりして、クラシック初心者の方でも、じゅうぶん、楽しめたのではないでしょうか。
 本日の、ピアノ演奏とトークをされていた、イリーナ・メジューエワさんは、本当に日本語がお上手です。日本に来て、11年になるとのことですが、ロシアに生まれて、日本に来るまで、一度も、日本語を聞いたことがなかったとのこと。それが、日本で、日本語でおしゃべりをしながらのコンサートをやることになるなんて、縁って、不思議ですね。
 トークの中で、演奏家の個性という話があって、ちょっと興味深かったです。
 イリーナさんは、演奏家の個性というのは、出そうと思って出るものではなく、自然に出てくるものだと、おっしゃっていました。
 場合によっては、同じ楽器で、同じ曲を弾いていても、まったく印象の違った演奏になることもあったりするわけで、それが、音楽の奥深さであり、楽しさのひとつでもあるような気がします
 今日のプログラムの、『幻想即興曲』は、そのことを、ずっと思いながら聴いていました。この曲は特に、テンポや強弱のつけ方や音色で、ガラリと曲の表情が変わってくる、味わい深い曲です。遺作を勝手に発表されてしまったショパンには、申し訳ないけれど、やっぱり名曲です。
 そして、「ロシアのショパン」といわれているという、メトネルの曲を、初めて、じっくり聴ける機会に恵まれたのも、とても有意義でした。メトネルも、ピアノ曲を多く残し、メロディが美しいので、ショパンに喩えられるのも、うなずけました。
 暖かな、春の日にふさわしい、ほんわかした雰囲気の、素敵な演奏会でした。

 *プログラム*
 モーツァルト:きらきら星変奏曲 KV265
 メンデルスゾーン:羊飼いの嘆き(無言歌 Op.67-5)
 メンデルスゾーン:春の歌(無言歌 Op.62−6)
 シューベルト:即興曲 変ホ長調 Op.90−2
 シューベルト:即興曲 変ト長調 Op.90の3 
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27−2《月光》 
 ショパン:幻想即興曲 Op.66
 ショパン:ノクターン 変ホ長調 Op.9−2 
 ショパン:小犬のワルツ Op.64-1
 ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
 ショパン:英雄ポロネーズ Op.53
 ラフマニノフ:プレリュード 嬰ハ短調 Op.3-2
 ラフマニノフ:練習曲《音の絵》 ハ長調 Op.33-2
 メトネル:夕べの歌 Op.38-6
 メトネル:プリマヴェラ(春) Op.39-3

 *アンコール* 
 ドビュッシー:月の光




あれから10余年…

三上亮デビュー!三上亮デビュー!
(2008/10/21)
三上亮

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 あれから10余年…というと、なんだか、綾小路きみまろさんのネタのようですが、三上亮さんという人を知ってから、それだけの年月が経ちました
 そのころ、三上さんは、東京藝術大学の学生さんで、若手演奏家の登竜門の、日本音楽コンクールの本選に出場するというときでした。本選の課題曲だった、メンデルスゾーンの『ヴァイオリン協奏曲』を聴いてから、大ファンになったのです。
 それまで、ヴァイオリンのことは、あまり興味がなく、好んで、ヴァイオリンの曲を聴くこともなかったのに、三上さんの演奏を聴いて、好きになった曲が、何曲もあります。ヴァイオリンが、こんなにきれいな音を奏でるものだと知りませんでしたし、曲に対して、ひたむきに向き合っている感じを見ていると、とても熱くなったのを、まるで、昨日のことのように思い出します。
 当時は、情報通の友人に、三上さんの情報を教えてもらいつつ、いろいろなところへ出かけました。思えば、私のおっかけ歴は、彼がルーツかもしれません。
 特に、今はなくなってしまった、東京駅の丸の内コンコースで行われていた駅コン。入場は無料なのですが、昼の12時から1時までの間に配られる整理券がないと入場できないので、昼休みをつぶして、職場のあった池袋から、東京駅まで取りに行ったものです。本番では、自動改札に引っかかった人の警戒音を聞きながら、鳩がパタパタと目の前を飛び交うなか、必死で、三上さんのヴァイオリンを聴いていました
 そんなおっかけ歴のおかげで、今となっては、三上さんのお母様と知り合いになって、本日の演奏会のことも、お母様から教えていただいたので、定時で仕事をサッサと切り上げて、会場の、飯田橋にあるトッパンホールへ向かいました
 プログラムの始めの、バッハの『無伴奏パルティータ 第3番 変ホ長調 BWV1006』を聴いたときから、感動して、涙で、視界がぼやけてる始末…。私が、初めて、聴いたときのひたむきさが失われないまま、さらに音に深みが増したように感じました。
 一度、「好き」の原点に戻るのも、いいものですね。自分の今いる位置を確認することができたように思います。それに、最近、落ち込むことがあったので、モヤモヤした気持ちをリセットするのに、いい機会だったかもしれません。明日から、また一歩、前進できそうです。
 
ロンティボ


 今年のお正月は、生まれて初めて、初日の出を見ました! 最初から気合を入れて張り切っていたワケではなく、偶然、日の出の時間に目が覚めただけなのですが…。それでも、だんだん日が昇ってくるのを見ているだけで、じわじわとこみ上げてくるものがあって、感動しました
 それから、待ち望んでいた、『のだめカンタービレ』の本編の続編ともいえる、スペシャルが放送されたのも、嬉しかったです。久々に、のだめワールドに、どっぷり浸かれてシアワセでした
 劇中、日本公演で、千秋センパイが、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30』を演奏していましたね。体調不良のシュトレーゼマンの代役とはいえ、それ以上のことをしてしまうのが、千秋センパイ。惚れ直してしまいました
 ラフマニノフって、千秋センパイの音楽性に合っているのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。コンクールでライバルだったジャンが白なら、重く鬱々とした曲が合う千秋センパイは、黒そのもの。黒い羽が舞いまくりの演奏、実際に聴いてみたいです! 
 本編でも、ラフマニノフの曲が、いいトコロで使われていて、私のお気に入りのシーンでもありました。それは、シュトレーゼマン指揮、千秋センパイのピアノで演奏された『ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18』です。この後、のだめは、コンクールを受けるため、猛練習を始めるんですよね。こんな豪華な組み合わせの演奏を聴いてしまったら、のだめでなくとも、動かされる人は多いのではないでしょうか。  
 本日は、そんな2曲を続けて聴くという、贅沢なひとときを過ごしてきちゃいました。昨年に続いて、ロン・ティボー国際音楽コンクールのガラ・コンサートへ行ってきたのです。
 一番印象に残ったのは、横山幸雄さんの『ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30』でした。ピアノの音色が際立っていて、まさに、「さすが!」といった感じの拍手ものの演奏で、それが、金聖響さん指揮のアメリカン・テイストなオケと合わさって、なんともいえない響きになっていました。気がついたら、曲が終わっていたというくらい、ものすごく引き込まれた演奏でした
 また、昨年のピアノ部門優勝者の、田村響さんの、『ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18』もよかったです。全曲流すと、放送時間が足りなくなるからか、テレビドラマのオンエアでは端折られていましたが、ゆったりとしてキレイなメロディの第2楽章がいいんです、コレが。
 途中で、いつも、セリーヌ・ディオンよろしく、♪All by myself〜と歌い上げそうになるんです。似ているフレーズがあるんですよ。この部分を聴くたびに、この曲の作り手の術中にハマっている自分に気づくんです。 
 昨年末、金聖響さんの演奏会は、3タコ(2回は大遅刻してほとんど聴けず、1回は演奏会があることを知らなかった)しているので、1回、1回を大切に、思いきり楽しみたいものです。今日の演奏会も素晴らしかったので、これを皮切りに、今年も、なおいっそう、通いまくることに決めました。順次、ブログで報告していきますので、おつき合い、よろしくお願いいたします。

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