どんなにいい音楽でも、演奏者のそのときのコンディションで、その良さを、聴衆に伝えきれないときがあります。また、どんなにいい演奏でも、聴き手が、上の空になっているときは、それを味わうことができません。それは、音楽の難しさのひとつだと思っています。できるだけたくさん、いい音楽と出会うには、高感度のアンテナを張って

、いつでもキャッチできる体勢でいられることがベストなのでしょうが、なかなか難しいと感じています。結局は、タイミングが重要なポイントになってくるのかもしれません。
オーロラを観ることも、似ているような気がします

。オーロラは、一度出たら、ひと晩じゅう観られるワケではありません。突然現われ、アッという間に消えてしまいます。一度出たあとに、時間が経ってから、さらに大きいオーロラが現われることもあるので、気が抜けません。ずっと外に出ているほど観られる確率が高くなるのですが、着膨れしてても、寒いものは寒いので、そんなことはできないのです…

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チナ温泉は、スパと岩風呂がある、小さなリゾート地です。とある広告には、「温泉に入りながらオーロラが見られる」とありましたが、それは過言のような気がします

。でも、オーロラ観測には適した場所で、ベスト・スポットは、同じ敷地内にあるセスナの滑走路のあたり。辺りには山しかなく、灯りもないので、オーロラがよく見えやすいのです。この滑走路のすぐそばに、24時間使える、控え室のようなアクテビティーセンターという施設があって、私たちは、そこでオーロラが出てくるのを待ちました

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日本人はオーロラ好きらしく、日本人のツアー客らしき人たちばかり。日本人でない人を探すのが難しいくらいで、一瞬、海外に来たことを忘れてしまうほどでした。オーロラを待つ間、することもなく手持ちぶさただったので、周りの人が話している、日本語をチラ聞きしていると、なんと、デジカメでもオーロラが撮れることが判明

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前日のツアーで、カメラマンさんが、オーロラを撮るには、シャッター速度を遅くしないといけないと教えてくれました

。それで撮影するには、カメラを固定させないとブレてしまうので、三脚が必要だったり、極寒の地では、カメラに結露がついたり、電池の消耗が激しかったりするので、まったく知識のない者が、きちんとした準備もせずにやってもムダだろうと、あきらめていたところでした。
でも、普通のデジカメで、普通に景色を撮るように、オーロラの撮影に成功した人が、実際に、すぐそばにいるのです! さっそく手にしているカメラをいじりまくりました。普段、オートしか使ったことがないので、どうやったら、シャッター速度を遅くできるのかわからず、使ったことのないボタンを全て押してみたりしているうちに、友人が設定を変える方法を見つけてくれたので、条件だけは、整えることができました

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様子を見に、外に出たり、中に入ったりを繰り返しているうちに、オーロラ出現です

! 撮影時のカメラのディスプレイは、まっくらなので、何が写っているかは、データが書き込まれるまで、まったく分からないのですが、夢中で何枚か撮っているうちに、オーロラの撮影に成功しました

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この日は3時まで粘ったのですが、夜の12時頃に見たオーロラが、一番、感動しました。オーロラといえば、写真のように、カーテンのようなものを、すぐに思い浮かべると思います。まるでドームの屋根のような、上から降り注いでくるオーロラを観ることができたのです。色が何種類かあるのは、本を読んだりして、知っていたのですが、あまり観たことのない形のオーロラが観られて、本当にラッキーでした

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明日は、いよいよ、最終日。また、新たな出会いを期待しつつ、就寝です

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