Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 昨年末から、黄金の9連休をもらって、だらけまくっていた私ですが、今週から仕事が始まって、げんなりしています。ただでさえ、力が入らないというのに、始まって3日間は、今までヒマしてた分を取り戻すかのように仕事が押し寄せてきて、まさに、「忙」の字のごとく、ココロを亡くしちゃっていました…。
 そして今日、早く帰宅できたので、ようやく、今週の日曜日に録画していた、『題名のない音楽会』をチェック。故羽田健太郎さんが司会をされていた頃から、クラシックだけでなく、他ジャンルのクロス・オーバー的な試みをされていましたが、佐渡裕さんに代わっても、大きな流れは変わっていないようで、ほぼ毎週、見ています
 1/5の番組では、昨年のオンエアをふり返りつつ、そのときの未公開シーンの、アンコール曲が放送されました。天童よしみさんがオペラを歌ったり、Blue Man Groupと常磐津がコラボしたり、他ではなかなか見られない、異色な出演者やレアな組み合わせの数々…。なかでも、一番、印象に残ったのは、山下洋輔さんでした。
 山下洋輔さんは、ジャズ・ピアニストとして、ご存知の方も多いと思いますが、ここ数年、クラシックの曲を弾く姿を見る機会に恵まれ、山下洋輔風に、カッコよく味つけされた曲を聴くたびに、ココロは射抜かれまくりです。国立音大の入学試験のとき、ジャズっぽいという理由で、ベートーヴェンの『ピアノソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2』を選んだという話を聞いたことがあるのですが、そのときの試験官になりたかったと、本気で思います。そのときは、試験だったので、アレンジやアドリブはなかったでしょうけれど…
 今回の放送では、バッハの『無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007』の第1楽章を、ピアノで弾いていて、またしても、昇天していました。バッハの曲は、いろいろな楽器で、いろいろなアーティストに、カバーされていますが、まだ、誰も足跡をつけていない領域に足を踏み入れている感じがしました。ピアノでも、この曲の魅力を引き出すことができるんですね。
 今度は、生で聴いてみたいものです

雨がやんだあと

フレディ・ケンプ


 本日、横浜みなとみらいホールで、フレディ・ケンプさんの、ピアノ・リサイタルへ行ってきました!
 以前から、フレディ・ケンプさんの演奏会に行きたいと思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず、今日も、平日の昼間の演奏会だったのを、強引にスケジュールを空けて、出かけました
 フレディ・ケンプさんのピアノが気になりだしたきっかけは、ショパンの『ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.58』でした。来日公演のテレビ・コマーシャルを耳にして以来、ずっと、引っかかっていました。ほんの少し、『ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.58』の、第3楽章の一部分が流れただけだったのですが、ものすごく印象に残ったのを覚えています
 残念ながら、今日のプログラムに、ショパンの曲はありませんでしたが、全曲、聴き応えがありました。
 フレディ・ケンプさんのピアノは、強く弾くところは、けっして鍵盤を叩くのではなく、弱く弾くところも、きちんと音がたっているところが魅力だと思っています。そのタッチから生まれる音が、とても耳に残るし、もう一度聴きたくなるほど、惹きつけられるのです。私が、ほんの数秒聴いただけで、ショパンのソナタに惹かれたのは、そういったところだったのかもしれません。
 特に、ベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op..13 <悲愴>』『ピアノ・ソナタ 第21番 Op.53 <ワルトシュタイン>』、バッハの『シャコンヌ』は、本当に、聴けてよかったと思いました。演奏後に、こんなに、エネルギーをもらったピアノは、久しぶりに聴きました。
 それに、運よく、たまたまいい席で、フレディ・ケンプさんの超絶技巧を、じっくり味わうこともできて、大満足です
 家を出るときは、ふりだったのですが、演奏会が終わった後は、が差し込んできていて、まるで、私たちの気持ちを代りに表してくれているようでした。今度は、いつ、どこで、彼の演奏が聴けるのでしょう。
 その日を楽しみに待つことにします。

極上のスイーツ




 かつて、シューマンの曲特有の甘い旋律が、苦手だったときがありました
 シューマンは、指を痛めてピアニストを断念してから、主に、評論や作曲の分野で活躍し始めました。そのなかで、まるで、美形アイドルを次々と世に送り出す、ジャニー喜田川さんのように、ショパンやブラームスの若い才能を見出したことは、後世に大きな功績を残したと言っていいと思います。でも、シューマンの評論の読後には、曲を聴いたときに残る甘さのようなものがあって、それが引っかかっていました。ショパンは、シューマンの賛辞に躊躇していたようなのですが、それも少し分かるような、そんな雰囲気がある気がしていたのです。
 最初に、私の偏見を壊してくれたのは、エフゲニー・キーシンさんのピアノでした。とあるリサイタルのアンコールで、『ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26』『インテルメッツォ』を聴いたときです。そのとき、例によって、7曲もアンコールを弾いてくれたのですが、その中で、イチバン印象に残りました。それから、CDで『幻想曲 Op.17』を聴いたとき、甘ったるいだけだと思っていた旋律が、とてもドラマチックに展開していて、深みがあることに気づかされたのです。それから、何度も聴きたくなって、繰り返し聴いていたものです
 そして、今日。ハンス・マルティン・シュナイトさん指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の、シューマン作曲『交響曲 第2番 ハ長調  Op.61』を聴きに行ってきました。演奏される機会が、あまり多くない曲なのですが、第1楽章を聴き始めたときから、ドキドキが止まりませんでした。何かが始まりそう。でもなんだか分からない。そして、その「何か」は、第3楽章で、いっきにやってきました。それは、極上のスイーツのようでした。甘いけれど、味わい深い。私にとって、このうえないシアワセなひとときが過ぎていきました…
 前半のプログラムが、小編成のオケの、ブラームス作曲『セレナード 第2番 イ長調』だったので、余計に大編成のオケの音に惹きつけられたのかもしれません。演奏会終了後も、もう一度、聴きたくなって、家にあるCDを聴いてしまいました。でも、オーケストラの生演奏には、かないませんね。
 次回は来月なのですが、シューマンのプログラム・シリーズは、最終回です。悔いの残らないよう、極上のスイーツを、存分に味わって来たいと思います。
 

泣かされました!

 最近、テレビや新聞などで、「オリンピック」の文字をよく見かけます。オリンピックは、もうすぐそこまで、きているんですね。4年に一度、世界中から集まってくるトップアスリートたちを見られるだけで、ワクワクしてしまうのですが、ついつい、日本の選手を応援してしまう自分は、やっぱり日本人なんだなと思ってしまいます。先日、水泳の北島選手が、オリンピックは特に、日の丸を背負っているカンジがあって、その雰囲気は、オリンピック以外では味わえないというようなことを言っていましたが、なんとなく、分かる気がするのです
 私にとって、オリンピック以外に、ナショナリズムを感じるのは、行きたい演奏会を選ぶときでしょうか。作曲家と演奏家が同じ出身国だったりすると、かなりチケット購入率が高いです。出身国の音楽には、その演奏家にとっての音楽のルーツやこだわりのエッセンスが、たくさん詰まっているような気がするからです。オリンピックで、自分の国を応援してしまうように、自分の国で生まれた音楽には、特別な思い入れがあるのではないかと思っています。
 必ずといっていいほど、チェックするのは、ここのところ、すっかりご無沙汰してしまっているショパンの祖国、ポーランド。その次がロシアです。でも、ロシア出身の作曲家や、現在活躍されている演奏家は、数がハンパじゃないので、すべてを網羅するのは不可能に近いのですが、できるかぎり耳にするようにしています。お国柄もあるのかもしれませんが、ロシア出身の音楽家にとって、ロシアという国は、自分が生まれおちた国という以上の意味を持っているのではないかと思っています。
 本日は、ロシア出身の、アナスタシア・チェボタリョーワさんが弾く、チャイコフスキーの『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.33』と、イリア・ラシュコフスキーさんの弾く、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18』を、聴きに行ってきました。
 特に、チャイコフスキーの『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.33』は、この曲の魅力を十分に引き出した、いい演奏だったと思います。この作品が発表されたときは、演奏テクニック的に難易度が高く、不評だったようなのですが、何百年経った今でも、この曲が聴けるということはありがたいなと思ってしまいます。感動して、涙が出てしまい、久々に泣かされてしまいました!  
 今年の「初泣き」を記録です。
 さて、年末まで、どのくらい記録をのばせるでしょうか
 

花の73年組




 ここ数年、私は1973年生まれの二人に、注目していました
 それは、大泉洋さんと安田顕さんです。北海道出身で、地元ローカルのテレビやラジオに出演しているうちに、じわじわとファンが増えていき、特に、大泉洋さんは、テレビに映画にCMに…と、出演する場が増えてきたので、ご存知の方も多いのではないかと思います。また、安田顕さんも、この春から、NHKの朝の連続テレビ小説に出演が決まり、今や、全国区の人気になったのを感じています。前からのファンとしては、嬉しいような寂しいような、フクザツな気持ちですが…。
 音楽でも、1973年生まれの、ひとりの地元で活躍する音楽家が、気になっています
 彼の名前は石田泰尚さん。神奈川県出身で、現神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスターを務めています。
 初めて彼を見かけたのは、8年ほど前。エルガーの『威風堂々』のオケ・バージョンが聴きたくて、友人と出かけた演奏会でのことでした。演奏を担当した新星日本交響楽団のコンサート・マスターの席に、金髪にピアスの人が…。クラシックの演奏会では、あまり見かけないスタイルだったので、印象に残っていました。現在も、そのスタイルは変っていないのですが、神奈川フィルのコン・マスが、同一人物だと知ったのは、つい最近のことでした。
 本日は、石田さんが、ソロを弾くというので、一度、聴いてみたくて、出かけました。
 演奏曲目は、シューマンの『ヴァイオリン協奏曲 ニ短調』。基本を押さえつつも、「クラシックとは、こういうもの」という型のようなものを、打ち破るような演奏で、他の曲も聴いてみたいと思いました。演奏後、鳴り止まないアンコールに答えて、『トロイメライ』を弾く前に、
 「今日も、全身全霊をこめて弾きました」
 とおっしゃって、会場の笑いをさそっていましたが、「全身全霊」をこめたソウルフルな演奏だったのも、私が惹きつけられた魅力のひとつでもありました
 今年、35歳になる73年組は、年齢的にも、脂ののった、いい時期なのかもしれません。でも、私は、それだけでなく、粒揃いの精鋭たちが集中しているのではないかと、思っています。これからも、「花の73年組」の活躍が楽しみです
 

Powered by FC2 Blog